お金の儲かる読書術

「マネー本なら、これを読め!」 By 長谷川 雅一
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1ヶ月100万円稼げる59の仕事

8 月 04, 2008 By: admin Category: └08年8月, お金の儲かる本

◆『1ヶ月100万円稼げる59の仕事』
 (日向 咲嗣 著 三五館 2,400円+税):

 今週の1冊は、たまたま僕(長谷川)と同い年のライターさん、日向咲
嗣(ひゅうが さくじ)さんの著書、
『1ヶ月100万円稼げる59の仕事』
 です。

 書店で見つけ、その実用的なタイトル、上品な装丁、分厚さ(データ
量)から、手に取って3秒で購入を決めました。(笑)

 本も1つの商品であり、いろいろな売り方があります。
 この本の場合、企画と情報量、そして、実用性がウリですが、作るの
に、ものすごい手間と時間がかかっていることが、容易に想像されます。

 執筆は、さぞ大変だったことでしょう。
 まず、大仕事を終えられた執筆者の日向さんに、敬意を表したいと思
います。

 ◆サクセスストーリーに感動(長谷川)

 この本は、成功者29人の「サクセスストーリー」を1冊にまとめたも
のです。
 いつもは、本の中で印象に残った、著者の言葉を、記事の見出にして
いますが、今回は本の「つくり」が違うため、著者の言葉ではなく、僕
(長谷川)の感想を見出にしました。

 それぞれの「サクセスストーリー」の冒頭には、主人公の年商が出て
きますが、いきなり、5億、8億、というような数字が出てくるので、
「え? 月商100万円じゃなかったの?」
 と、はじめ、少し面食らいました。

 しかし、話の内容は、いわゆる「エリート」の成功物語ではなく、逆
に、どちらかと言えば、弱者と呼ばれそうな人や、あまり条件に恵まれ
ていない人が、失敗や挫折ののち成功を勝ち取った、という感動的な物
語が多く、リアリティがあります。

 それぞれのサクセスストーリーの最後には、その業種に就いた場合の、
一般的な成功確率(月商100万円を達成できる確率)のデータと、今後、
有望と思われる、ニュービジネスのアイデアが収められており、ちょっ
とした「職業図鑑」的な編集にもなっています。

 ◆飲食業は手堅く儲かる(長谷川)

 この本に、ラーメン屋さんと焼鳥屋さんが登場しますが、これらのビ
ジネスの成功確率が、他の業種に比べて、ダントツに高いのが印象的で
した。

 ラーメン屋さんの場合、売り上げベースでの月100万円なら、9割の
店が達成するのだそうです。

 マクドナルドの創業者、藤田田(ふじたでん)さん(故人)は、
「商売をやるなら、女と口を狙え」と言いました。
 つまり、女性をターゲットとするビジネスか、飲食業がいい、という
意味です。
 藤田さんの語った商売の原則は、今も不滅なんだな、と思いました。

 この本には、こうした具体的なデータが豊富で、
「今、稼げる仕事は何か」
「これから有望な仕事は何か」ということが、鮮明に見えてきます。

 ◆やはりライターさんがまとめた本という印象はぬぐえず(長谷川)

 ビジネス書には、大きく分けて、2つの路線があります。
 1つは、成功者自身が語るタイプの本、もう1つは、今回の本のよ
うに、ライターさんが、成功者を取材してまとめた本です。

 僕個人としては、圧倒的に、成功者自身が語るタイプの本が好きです。
 やはり、成功者のハートが、リアルに伝わってくるからです。

 今回は、後者(ライターさんが取材してまとめた本)ですが、やはり、
「こうすると成功できるみたいだよ」的な雰囲気が感じられなくもあり
ません。

 ライターさんは、ライターさんであって、ビジネスマンではないので、
この手の本には、なんとなく、
「この人たち(登場人物=成功者)、ほんとに、よくやるわ」的な、醒め
た感じも漂うわけです。

 ただ、徹底的な取材、圧倒的なデータ量、あえて条件のよくない人に
スポットを当てた、著者独自の視点などが、この本の価値を高め、類書
を大きく引き離すことに成功していると言えるでしょう。

 ◆圧倒的なデータ量。投資にも役立つ、価値ある1冊

 今週の1冊、

『1ヶ月100万円稼げる59の仕事』

 は、独立、転職を考えている人、また、今、自営業を営んでいる人に
とっては、実用書として、すぐに活躍するでしょう。
 これから、職業を選択する、高校生、大学生の進路指導の参考書とし
ても、価値ある1冊です。

 また、株式投資をする上でも、
「有望な業種や企業はどこなのか」を見極める目を養う助けになるでし
ょう。

 分厚く、値段の高い本ですが、資料としても、ぜひ、手元に置いてお
きたい1冊です。

 ◇Book Data◇

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